苦海浄土 石牟礼道子さん逝く

同じ熊本県の大先輩

水俣病の悲惨さを描いた大作「苦海浄土」の著者

古い映像を思い出す

「この苦しむ人々を見て、自分には出来ることが何もないのが悲しい」と泣いておられた

近年の新聞記事でもひたすら被害者の立場に立ち、寄り添い、死の直前まで心を砕いておられる様子が書かれていた

本当に美しい生き方だった

幾らかでもこのように生きたいと

面識も何もないのに尊敬する人物だった

生まれながらの詩人、歌人、作家でもあったと思う

心から冥福を祈りたい