有力外食企業経営者の逮捕が伝えられている
前勤務先の企業秘密を持ってライバル企業に移り社長になった人物と報じられている。
少し異なるニュースではあるが、老舗和菓子屋を再建したことでマスコミが評価するカリスマ経営者が交通事故の相手を恫喝した件で辞任としたと言う。
銀行で働いていた20年以上前にもよく感じたことだが、経営者にする人物には経営手腕のみならず人格、見識が問われるべきと思う
部下を脅して働かせて目標を達成したような人物が昇格して行く
そのような人物は組織に禍根を残すようなビジネスをしてしまう
中国の要人が言ったと伝えられる「白い猫も黒い猫も、ネズミを捕る猫が良い猫」と言う言葉がよく使われていた
手段を問わず成果を上げる人物が偉いと見做されていたように記憶する
人事考課の世界で「人格、識見、教養」などの人物の器量を測る尺度が近年は殆ど聞かれなくなった
もう一度立ち還るべき時期に来ているのではないだろうか?
不適切決算やデータ偽装など経営者が不正に関与したニュースが世に溢れている
これも私達日本の企業劣化の一側面と考えるべきではないだろうか?