お金の学校?Financial Academy? ???

最近株式投資やお金のことを勉強する機会を提供すると言ったビジネスが急拡大しているようだ

今朝も日経新聞で一面広告が出ていた

「たった1年、お金の勉強。何もしなければ将来不安は消えません~Financial Academy」と

この広告は定期的に出ており、かなりの出稿費用になると思う

その費用を回収するだけの売り上げが見込めるからのことだろう

その他に日経アカデミーが主催する「お金の学校 IN 大阪」の広告も出ていた

数日前には野村証券から発表があり「個人投資家を対象に資産運用口座を開催、受講料は数か月で15万円」とのこと

その他にもネット上には株スクール、株の学校等々の広告が溢れている

拡がる将来不安を敏感につかみ取った面々が収益ビジネス化しているものと思われる

寿命が延びて将来の金銭不安は明らかに拡がっている

持論だが高校や大学で年金や保険、株式に関する基礎講座を設けるべきだと思う

我々の頃もそうだったが、年金のこと等殆ど知らないままに人々は社会に出ざるを得ない

基礎的な金銭知識を誰もが学生時代に学べるようにした方が絶対に良いと思うのだが如何だろう?

個人的な経験からは数か月や1年程度の学習で勝てるほど株式投資は易しくない

若いうちに「株式は軽々にやってはいけない」とも教えておくべきだと思う

日経平均株価2万4千円台 27年ぶりの高値水準

先週末の株価は1991年以来の水準を取り戻して終えた

何という長い年月が過ぎたことかと思う

株価は経済の状態を映す鏡ともいう

1989年末の3万9千円が高過ぎたとは言え、かくも長い低迷は長期経済政策の貧困と経営者の勇気の欠如が原因だろう

加えて人々が「Japan as No.1」「一億総中流」などと浮かれ過ぎたことも要因の一つかと思う

人口減の続くわが国では青年、壮年、老年の各世代が夫々にャレンジする社会を実現しなければ成長は期待できない

これからも株価は折々の経済情勢を映して動くことだろう

3万円、4万円の高値を実現するために自分自身もそれなりの役割を果たさなければと思う

台風は過ぎた

働こう!

 

 

 

11月に再度講演

一昨日梅田中津の勉強会で人口減少の引き起こす不都合な真実について講演をした

機会を与えて頂いたお礼のメールを入れておいたら昨日秘書の方から早速返事があり「昨日は参加者の評判が頗る良かった。ついては10月には株式投資をテーマに再度お願い出来ないか?」との内容だった

主催者のI社K会長と参加しておられたの関元大阪市長が強く求められているとのこと

お断りする訳にも行かず「秋のお見合いシーズンで多忙なこと、婚約目前の方が複数おられ詰めの打ち合わせでも多忙なこと」などを理由に11月に先延ばし出来ないかとお願いした

11月末頃になるのだろうか?

有り難いことにこの秋冬も多忙な日々が続きそうだ(笑)

講演 等

今週は週末に用事が重なりやや多忙だ

神戸に住む友人の医師から依頼があり30年を超えて続く勉強会で講演をする

タイトルは「社会事業としての結婚相談所」

サブタイトル「人口減の真因は非婚、晩婚」「定年後シニアに最適の仕事」

約1時間の講演と事後の質疑応答

経営者OB、医師等の参加者に結婚相談所の存在と現況を知って貰うだけでも意義はあると思う

今日は既に送った10ページ程度の資料を再読し、時間内に収めるようにメリハリを考えなければ

金曜、土曜は定例の投資研究会がありやや多忙

加えて70歳にあと1年になる誕生日もある

あと何年仕事や株式投資、色々な相談事への対応が出来るのだろう?

 

宴には必ず良くない終わりがある

NYの株式市場が沸いている

ダウ平均株価は連日最高値を更新し

日経平均も今年の高値の24千円に近づいて来た

米中貿易戦争、米日貿易協議の不透明感、中国経済の成長鈍化、トルコ、アルゼンチン等新興国の経済乱調等々

これだけの不安要因を抱えながらの株価上昇

ユーフォリアの後にはガラが来るのが相場の歴史

J・テンプルトンの言葉に「上昇相場は陶酔の内に消えてゆく」がある

企業業績が好調なことは十分わかっているが少し引き締め気味に注視したい

Return reversal

幾度も取り上げて来たスルガ銀行の株価が500円を切り

15年ぶりの安値に沈んだ

地銀の優良ビジネスモデルとされ株式市場でも高く評価されてきた

先日データ改ざんが指摘されたTATERUは同じく500円を切り

300円台の水準に沈んだ

こちらもビジネスモデルが高く評価され、中小型株の投資対象と言われて雑誌にもよく取り上げられてきた

よく買われた銘柄に売り材料が出ると良く下がる

株式用語でいうReturn reversalの典型的な相場展開となった

時価総額は高値から5分の一に毀損

大ダメージを被った投資家だらけではないだろうか?

上昇銘柄の追っかけ買いは禁物

投資をする身としても十分注意したい!

加工食品オーナー制度???

名前を聴いたことのない会社の投資詐欺(?)が報じられている

通信販売会社「ケフィア事業振興会」

まだ被害総額は不明だが、約束された支払いの滞納が全国に広がり340億円程度との日経記事を目にした

加工食品のオーナーになれば半年経過後払込額の10%を加算して払い戻すという

年利に引き直せば20%になるのだろうか?

随分前に和牛オーナー制度と銘打って4000億円を集め破たんした「安愚楽牧場」という事件があった

預金金利や株式投資の配当利回りを大幅に上回る投資があれば、まず疑うのが普通と思うのだが

このような事件がどうして次々と繰り返されるのだろう?

人間の欲にはキリがないのだろう

昔から強欲は身を滅ぼすと言われているのだが?

「加工食品のオーナー」と聞いただけでも私は怪しいと思う

被害者はに申し訳ないのだが、あまり同情する気になれない!

半月(はんげつ)

一昨日は「淀屋橋投資研究会」の例会

何時もの丸十南店の2階で

1時間のレクチャーと侃侃諤諤の議論

深夜に帰宅

自宅から見た半月

澄みきった夜空が秋の到来を感じさせる

例会もとうとう17年目が近づいた

よく続くものと感心する

気心の知れた仲間が増えるのも嬉しいこと

来年も続けよう!

社長、専務も辞任

スルガ銀行では

先日発表の創業家出身会長に続き社長、専務も辞任するとの発表があった

これで代表取締役の全てが辞任となった

これから支店長他の管理職、一般従業員の引責や処分が続くのだろう

株価は暫く底練りを続けた後に上げに転じるのではないかと思う

所謂「あく抜け」相場に転じるのではないだろうか?

もう少し株価の推移を注視したい!

創業家 会長辞任

年初来ウォッチしていたシェアハウス事件のスルガ銀行

創業家出身の会長が辞任するとの報道があった

恐らく営業担当の専務、常務等も辞任するしかないだろう

予想通りの展開になってしまった

シェアハウスへの個人投資、この銀行の株式を持つ個人、機関投資家

経営陣、融資推進を担当した従業員達

関与したステークホールダーの全てがペナルティーを受けるのだろう

辞任する会長はアイデア溢れる出色の経営者だと思われる

好業績が続き、傍らに意見を具申する人物がいなくなったのだろう

残念ながらバランスを欠いた

幾度か書いたが「誰も幸せにならない結果」になってしまった

ファンド勢にいるだろう「空売り専門トレーダー」だけが利益を得たのだろうか?

後味の悪い案件だった