史上初の米朝首脳会談が実現した
このコラムでも幾度か書いたが、稀に見るパワーゲームだった
これを非核化の扉が開かれたと見るか、北朝鮮が再び時間稼ぎの可能性を得たと見るか?
「検証可能で不可逆的」の文言はstatementから完全に欠落した
「何時までに、どのようなプロセスで」のロードマップもなかった
これから始まる実務者会談で詰めることとの説明ではあるが
少なくともNY株式市場には何の昂揚感もなく極めて冷ややかだった
確かに大山は鳴動したが、果たして何が出るのだろう?
私も期待はしたいが前向きの評価はとても出来ない
北朝鮮の核の脅威は格段に高まっているにも拘わらず
2005年の合意に比べれば大幅に後退した感は否めない
次のプロセスが軍事オプションでなければ良いのだが?
核兵器を用いた衝突のないことを祈りたい!