前天皇のお仕事

皇位継承の最も重い儀式である大嘗祭を終え今上陛下ご夫妻が伊勢神宮を訪問され、ローマ教皇との面会を挟み関西にお見えになる

今回の皇位継承では30年前、平成の始まりに行われた儀式で起こった極左勢力によるテロまがいの事件は全くなかった

これは現上皇、前天皇様ご夫妻のお仕事、ご姿勢によるものではないだろうか?

神戸大地震や東日本大震災等の自然災害が発生するたびに現地に赴き被害者を慰問された

避難所となった寒い体育館でもご夫妻で膝を折り、話しかけられる姿を幾度も見た

高齢を押して南方の島に赴かれ、戦地に散った英霊の御霊を慰められた

数え上げればきりがないが、象徴天皇の仕事は国民の安寧を祈り続けることと示されたように思う

海外からの賓客を遇する仕事をこなしながら、常に傷んだ人々に寄り添い祈って来られた

平成の30年はこのお姿を見続けた時代でもあったと思う

時代変化による左翼勢力全般の退潮という事実もあるとは思うが

お二人の姿、姿勢を見続けた日本人に皇室の存在や皇位継承とその儀式を非難する者はほぼいなくなったのではないだろうか?

「テロ的な妨害行為」はあるかとの視点で心配しつつ見ていた者として安堵しつつ

30年間の前天皇ご夫妻の重みあるお仕事の結果だろうと思った

どこからみても過密なスケジュールを縫い、高齢を押しての公務等で

象徴天皇としての存在の在り方を毅然とお示しになったものと私は思う

特に皇室ファンでもないが、一日本人として心から感謝申し上げたい!

投稿者: マリアージュサロン三和

1949年 熊本県 玉名市 生まれ 玉名高校 長崎大学 卒 旧三和銀行 大阪、シンガポール、ニューヨーク、京都、パリ勤務 ゴルフ場社長 上場企業 独立取締役 兼 監査役 その他2社顧問