Just in time からJust in caseへ

最近新聞などで時折みられる表現

Just in timeは言わずと知れたトヨタ方式における在庫管理方式で

最小限の在庫で工場を稼働させるために丁度の時間に丁度の量の部品や原材料を届ける又は調達することであり

効率経営に不可欠の管理方式だった

それがまさかのコロナ災禍とこれも又まさかのウクライナ戦争で必ずしも常に正しい方式ではないことが分かった

この数年、米中デカップリング、パンデミックの発生、大規模戦争の勃発など一般的には予想もされないことが次々に起こった

何があるか分からない時代には「Just in case=念のために備えること」が必要となったようだ

企業財務的には無駄であっても在庫もある程度の余裕を持っておくことが必要

人手不足の時代でもあり人員にも幾らかゆとりを持っておくことも大切になるだろう

この数年の出来事を観ると根本的に考えを変えなければいけないことが沢山見えて来たように思う

考えよう、年老いては来たが自身の頭で(笑)!

大横綱!稀勢の里

短命に終わった横綱 稀勢の里

現在は名門二所ノ関部屋を承継している

この人は中卒で相撲の世界に飛び込んで最高位まで上り詰めた

平幕の時代、大関の時代、横綱の時代の全てで逃げる相撲を一切取らなかった

張り手も使わず白鳳のようなエルボーショットも使わず

受けて立つ、後の先と言われる伝統的な横綱相撲に徹していた

結果としてケガもあり短命横綱に終わったが、引退後は有力大学の大学院で学び指導者の道、そして改めて相撲の道を究めようとしている

今自らの部屋を出身地の茨城県に開いたと報じられている

人柄がよく学び続ける姿勢からは必ず良い弟子が育つことだろう

新聞記事で知る彼の構想があまりに立派なことに驚く

70代にしてこの若い青年に学ぶことは多々ある

私自身も改めて志を高く持ちたい!