先月下旬の新聞に立花隆氏の死去が伝えられていた
就職で熊本から大阪へ出てきた1970年代、この人物の書いた本をよく読んでいた
どうしてこれほど突っ込んだ調査が出来るのだろうか?死の危険はないのだろうか?等と感心しながら読んだことを思い出す
「田中角栄研究」「日本共産党の研究」「宇宙からの帰還」「脳死」「臨死体験」等々興味の対象の広がりが何とも大きかった
年齢が10歳も変わらないのにこれほどの大作をものする力量には本当に驚いた
権力に全く迎合せず、左翼右翼に偏らず、全てを是々非々で見ていた点にも感心した
私自身は仕事に自信がなく何かを求めてやみくもに本を渉猟していた頃だったように覚えている
後年常に「知の巨人」との称号が付されていた
昨年の著書は読んでないが「知の旅は終わらない」の題になっているとのこと
好奇心の赴くままに生き続けたのだろうか?
何とも羨ましい
合掌!