公平?無謬?

コロナ災禍が発生して1年が過ぎた

変異株の一部が感染力を増し自粛では抑止しきれない状況が続いている

そんな中で待望の高齢者へのワクチン接種が始まった

相変わらず一部のワイドショーでは接種の人手不足や現場における段取りの混乱を取り上げて当事者批判に終始している

数日前は予約のキャンセルが出た分を役所の人物に投与したことが不公平との批判を展開していた

日本人は公平を盲目的に金科玉条とするところがある

勿論キャンセルが出た分を廃棄すれば接種の公平は維持できたと思う

又は数日の時間をかけて抽選を行い当選者に余ったワクチンを投与すれば批判した人やマスメディアは納得したのだろうか?

一部を使ったり使用のために保管庫から取り出したワクチンの成分に不測の変化が起こらないとも限らない

当日の接種の為に用意したこの貴重なワクチンが予定外のキャンセルで残った場合、何れは接種予定の誰かに打つのが当然且つ妥当な臨機応変の判断だと私は思う

医療現場のスタッフも行政のスタッフも自らの感染リスクを顧みず、見えない敵との長期戦を疲労困憊の中で戦っている

経験のない事態が起こった時の対応に無謬を求めるのは無理がある

随所に朝令暮改があったとしても大いに許容すべきところだろう

リスクのない立場にいながら当事者の一挙手一投足に批判のみを続けるメディアの幼稚さには情けなさや憤りを感じる

私は粛々と自らの感染防止に努め接種の順番を待つ

医療現場の方々や行政スタッフの方々に過労死などが出ないことを心から祈る

彼らの日々の働きに一国民として深甚の感謝を伝えたい!

自宅庭の「猫の額農園」ではいつのまにかミヤマキリシマ(?)が咲き始めていた