大差の要因は何?

電機の雄パナソニックとソニーが相次いで第3四半期決算を発表

関西企業のパナソニックは業績の上方修正を発表し3月期の純益が1500億円

同じくソニーも発表し第3四半期までで純益が1兆円を突破

それぞれに苦戦の時期はあったがこれほどの大差が何故ついたのだろう?

松下と称していた頃のパナソニックは家電では絶対王者と見られ、財務内容は抜群、「松下銀行」と言われるほどだった

かたやソニーはウォークマンなどで先進性を示し薄型のテレビなどでも大ヒットを飛ばしていた

パナソニックでは今回の社長交代を見てもエンジニアの経営者が続いているのに対し、ソニーの経営者は前任、現任共にエンジニアではない

経営者の経歴の差が事業の集中と選択の差を生んだのだろうか?

ソニーはもはや単なるメーカーではなくなっている

収入の内訳を見ても「彼らがリカーリング・モデル」と呼ぶ課金=サブスクリプションに変質している

ゲームであれ音楽であれ安定して課金収入を得ている

課金型にかじを切ると言うのは理系エンジニアより財務系又は営業系の出身経営者の方がより気付きやすいのではないだろうか?

このあたりにこの極めて大きな差に至る経営判断の差があったように、私には思える

パパは売り上げにしても30年前の水準と同等か下回るのではないかと思われる

この間三洋電機の電池部門を統合し優良企業であった松下電工を連結したにも拘わらずである

三洋の名前も消え、シャープも台湾企業の軍門に下った

関西企業のパナソニックには是非回生して欲しい!

201203241542