絶好調の就活状況 複雑な気持ち

今朝の新聞記事から

大卒の就職内定率が98%を超え、都内の高校生の内定率は99.7%と就活状況は絶好調の様子

我儘や、贅沢を言わなければ100%の学生が就職出来る状況と言えそうだ

1年に270万人が生まれた我々団塊の世代が職場から退出すること、新しく社会に出る若者の人口が半分の120万~130万人であること、企業業績の絶好調等が複合的に作用した結果と推察する

一方で90年代半ば以降の就職氷河期に社会に出た青年層の方々が今も非正規職で大量に存在する

正社員に比して圧倒的に低い所得水準に甘んじざるを得ず、重要な仕事を任されないがゆえに職業上の技術も低いままであるケースが大半と思われる

氷河期初期の卒業生が40代になって来たが、彼等の特に男性のかなりの面々が非婚のままで人生を送っていると言われている

専門家の本には「僕らには結婚なんて贅沢、とても望めるものではない」とも描かれている

単に何年頃に卒業したかでこれほどの格差がついている

本人の努力でどうにかなるものでは絶対にない

政府も企業もこの青年層の支援に本気で取り組むべきと思う

私のサロンには非正規の立場で働く女性は何人もおられ、既に結婚した人も複数おられる

非正規の男性の方はお見えになったことさえ一度もない

これが相談所から見える実情だ

社会全体で何とかしなければいけない大問題と思うのだが?

足下の幸せな卒業生の状況を見るにつけ複雑な心境を禁じ得ない