先々週末以来このコラムへの投稿を避けていた
否、どう書いたら良いか分からなかった
偶々自宅でテレビニュースを見ていたら元首相が銃撃を受けたとの一報が画面に流れた
正に凶弾に倒れとの表現が相応しい事件だった
この10年平和ボケした我が国でも自国の防衛は自国民でとの当り前の考えが国民の間に広まって来た
憲法改正についても防衛力増強についても議会内で話が出来るような素地を作ったのは唯一この人物だったと思う
前政権時代に揺らぎの見られた日米関係を強固なものにし
同時に異形の国家中国に対しても決して避けずに言うべきを言い、会うべきは会うとの姿勢を貫いた
開かれたインド太平洋の構想もQUADの仕組みも、米国が抜けはしたがTPPの仕組みも彼抜きには考えられなかったと私は思う
保守の代表として矢面に立ち批判を受けても受けても発言を止めなかった
後継総理の岸田氏にこれだけの覚悟はあるだろうか?
話を聴くだけでは国家としての存立は担保出来ない
こと国家の防衛に関する限り他の政治家は元首相に発言してもらうことで矢面に立つことを避けていたのではないだろうか?
強大化する隣国に加え、理不尽な戦争を始めて暴走するもう一つの隣国
我が国の立ち位置は決して安泰ではない
遺された政治家には元首相が長年に亘り見せてくれた勇気、決断力、多国間協力組成の立ち回りなどについてしっかり見習って欲しい
私達国民も平和ボケすることなく一人一人の立場で何が出来るかについて考えなければと思う
岸総理、佐藤総理、総理の椅子を目前に病死した父晋太郎氏
政治は血筋も大切なのだとも思わしめた人物でもあった
この後も我が国のことを天空から見守って欲しい
合掌!